本日は先日抽選で当たった「座・高円寺」のオープニング・プレ企画『建築家 伊東豊雄「座・高円寺」を語る』に行ってきました。まずは、受付を済ませてから約1時間弱自由見学会。老若男女デジカメ片手に館内をくまなく散策。そして、伊東豊雄氏による基調講演、休憩をはさんで「座・高円寺」の芸術監督に就任した演出家佐藤信氏、劇場コンサルタント伊東正示氏を交えての鼎談、2時間あまりがあっという間に過ぎていきました。お花見の宴席を引き合い出し、日本では古来より日常空間を幕で囲うことにより非日常な場を作ること、江戸の期間限定能舞台の話などから始まり、駅から5分と近い割には中央線高架下商店街の横であまりにぎわいもなく特徴のない場所性ゆえに、閉鎖的にすることで興味をひきつけようと考え臨んだプロポーザルコンペ案、それからの変遷などが語られました。プロポーザルの後、早い段階から佐藤氏とやりとりが始まったこと、佐藤氏自身が今までの自分の考え方を一度ゼロにして伊東氏と向き合い生まれた画期的な劇場であることが語られました。近く建築雑誌にも掲載されるでしょうから、詳しくはそちらをご覧ください。
建築のことはよく分かりませんが、階段、ホール、天井などいたるところに水玉風のスポットライトが見られますがこれがアクセントになっているんですかね。曲線で囲まれたエキセントリックな外観も目立ちますね。こんなころで憲法ミュージカルの公演ができたらいいね・・・参考になった話が聞かれましたか?
投稿情報: Takeo | 2009-03-22 14:15
スポットライトのように見えるのは窓です。曲線の外観(屋根)はテントのイメージだそうです。そのイメージを崩さないように通常の窓ではなく、穴のような丸い開口が注意深いディテールで納められていました。伊東氏は常に今までにない新しい建築空間を模索し提案していく建築家です。話を聴いていて、その柔軟なものの考え方、そして提案したものを実現化する熱意を感じることができました。
投稿情報: a | 2009-03-22 19:57
スポットライトと思ったのが窓とは驚きました。奇抜なことをやりますね。どのジャンルでも同じだろうけど、立派な仕事をする人には気概がありますよね。
投稿情報: Takeo | 2009-03-22 22:12