仕事で使っているCADVectorworksの日本の開発元A&A社から案内を受け、本日恵比寿ガーデンルームで開かれた『Vectorworks Solution Day '09』の講演を聴講してきました。キーワードは『BIM&3D設計』10月に開かれた『ArchiFuture2009』の流れです。
Vectorworksは2D、3Dの機能を併せ持ち、スプレッドシート機能も搭載しているCADですが、BIMのツールとしてはRevitやArchiCADが一歩先を進んでいます。そこで、今回バージョンアップを控え、VectorworksもBIMのツールとしての取り組みを大きくアピールする機会として講演会が開かれました。講演の中で日建設計の山梨知彦氏による生産効率のためのBIMではなくデザインツールとして様々な試みの事例が披露され、とても興味深く有意義な話を聴くことができました。
お土産はこちら。微笑ましい!
専門的なことはよく分らないけど、CADも日進月歩なんでしょうね。世の中もいまや3D時代ということでしょうか。ところでBIMってなに?
投稿情報: Takeo | 2009-12-09 11:02
Takeo様
BIMとはBuilding Infomation Modelの略です。簡単に言えば、コンピューター上にただの絵としてでなく、例えば壁なら、どんな下地で、表面の材料がどういうものか云々まで属性を与えながら組み立てて仮想の建物を作り、その情報をもとに設計、施工を進めていくことです。熱環境、風環境などのシミュレーションもある程度把握でき、建物の形状、窓の位置、大きさなど設計の段階で様々なことを判断決定していく上で大きな武器になります。
投稿情報: a | 2009-12-09 12:49
説明ありがとう。設計もここまで進んでいるのかと今更ながら感心しました。
投稿情報: Takeo | 2009-12-09 16:56
Takeo様
進んでいるところは進んでいるのですが、まだまだ黎明期。ソフトを一通り揃え、それに見合ったPCを用意してとなると、今のご時世、誰でもすぐ導入とはなりません(涙)ただ、今後の設計環境の方向性はそうなっていくのでしょう。今の2DCADつまり図面をコンピューターで描くことは、手書きの代用にすぎなかったのですが(コンピューターに慣れれば誰でもその環境に移行できました)BIMは全く新しい設計のツールとして、新しい建築を生み出す可能性を秘めています。使い方次第ですが・・・。
投稿情報: a | 2009-12-09 19:19