昨日、ほとりホテル第一回公演「野ノ会」が、仏子にある入間市文化創造アトリエ アミーゴで開かれました。
メンバーは:松延耕資(サキソフォン、歌)大口俊輔(鍵盤)木村仁哉(テューバ)船坂綾乃(打楽器)の4人。憲法ミュージカルで(mi)と(mama)が共演した松延耕資くんのバンドです。ミュージカルの時はサキソフォンを自由に操り、時にアグレッシブに、時にもの悲しく、時に優しく音を奏で観客を魅了し道化を演じきっていました。この日の彼は我々の前に素顔を見せてくれました。ジャズをベースに昭和のエッセンスを加味したその音は、昭和を半分ほど生きた我々の子ども時代に感じた大人の匂いがします。美空ひばりの「りんご追分」をカヴァーし歌われた時にはドキドキしました。歌を聴くのは初めてで、その声の艶やかなこと、しびれましたね。また、歌は余興的なものかと思いきや、数曲自作が披露され、今後の展開が楽しみです。そして最後まで楽しそうに演奏する姿が印象的でした。ゲリラ雨の中、仏子まで足を運んだかいがありました。会場は大正5年に埼玉県繊維工業試験場仏子模範工場として建てられた建物をコンバーションしたもの。大変趣のある、何度ともなく訪れたい空間です。
コメント