今年の12月にフランスから新進気鋭の弦楽五重奏団Quintette Monsolo(モンソロ弦楽五重奏団)が来日、12月22日の東京文化会館小ホールでの演奏会を中心に、各地で演奏会を開催します。Quintette Monsoloは、フランス国立パリ高等音楽院出身の20代前半のメンバーで構成し、その国籍も日本、韓国、フランス、オランダと、実にコスモポリタンなアンサンブルです。Monsoloという団体名には、「奏者一人ひとりがソリスト」という意味が込められています。
編成は、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという一風変わった編成ですが、ドヴォルザークに代表される、この編成の弦楽五重奏曲に加え、アイネクライネ・ナハトムジークなどのような弦楽オーケストラ向け曲目も、各パート1奏者ならではの精緻なアンサンブルでレパートリーとしています。
2005年に結成したMonsoloは、日本では今回が初来日となります。欧州では、2006年11月に行われた音楽祭「ノルマンディー音楽フォーラム」で、最優秀現代音楽賞とスペディダム・スカラシップ賞を受賞、2007年国際アルザス室内楽コンクールで第3位(弦楽器のみでは最高位)を受賞するなど各地ですでに高い評価を受けています。
ということで、欧州で活躍している姪の本田早美花が所属するアンサンブルがやってきます。是非会場へ足をお運びください。
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