仕事で南北線「東大前」の駅を利用しました。出口は東大農学部の前。今から20数年前の高2の夏、初めて上京し、友人と2週間ほど滞在したのがこのあたり。祖父の関係で宿泊したのが、「国立大学連絡所」(正式な名称は忘れました)という木造2階建てで中庭のあるとても趣のある建物でした。部屋には各国立大学の名前が付いていました。食事はなく、浴室もトイレも共同でした。短い間でしたが初めての東京生活を友人2人と楽しんだことは忘れられない思い出です。当時このあたりは小さな路地のある下町情緒豊かなところでした。大学生のとき祖父が宿泊した際訪れて以来なのでいつから変わったのかわかりませんが、本郷通り沿いは大きな区画となり大きな建物が建っていて見る影もありません。ただ、スケボーなどして遊んだお寺のある裏通りは昔と変わらない佇まいで、耳を劈くセミの鳴き声もあの当時と変わっていませんでした。
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