昨日のフットボール界のビッグニュースと言えばやはり2006ワールドカップの組合せ抽選会で、日本がブラジルと同組Fグループに入ったことがトップだろう。しかし、国内のシーズンはまだ終わっていなく、天皇杯の5回戦があり、そして先週の水曜日に引き続き、J1/16位柏レイソルとJ2/3位ヴァンフォーレ甲府によるJ1J2入替え戦の第2戦が開催された。結果はニュースで広く報じられているようにヴァンフォーレ甲府の圧勝で、甲府のJ1昇格、柏のJ2降格が決まった。正直言って甲府のことはよく知らない。J2の中で当初なかなか勝てず(今年の草津のように)苦労していたのが、ここ数年上位に顔を出すようになっていた。そして、リーグ最終戦でJ2チャンピオンの京都に勝利し、入替え戦への参戦を決めたのである。J1にまた、新たなチームが誕生することになる。そうやってリーグが活性化されることで盛り上がっていくのだ。降格したチームは荒治療となるがJ1に残留するよりチーム改革がぐっと進むだろう。主要メンバーは移籍などで抜けるかもしれないが、それも踏まえて新たなチームづくりに着手すればいい。目指すものははっきりしているのだから。がんばってほしい。甲府については、さきの天皇杯で対戦した千葉のオシム監督が試合後のコメントで「来期J1で一緒に云々」といったコメントを新聞で読んだ。当時甲府はリーグ終盤上位争いをしている中、天皇杯に力をそそぐよりはリーグに重きをおくと思われるところ、過密スケジュールの中ベストメンバーで最高のパフォーマンスを見せた甲府の戦いぶりに敬意をみせたコメントであった。来期その姿をJ1で見せてほしい。
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