ちょうど1年ほど前のこと、自転車通勤の際、二子玉川から上野毛への経路を1本脇の道にルートを変えたときこの「みどりの塔」に出会った。二子玉川といっても駅の南側で低層の建物が多い。これはそこそこの高さがあるので後に別の道からもその姿が見えるのがわかったのだが、目の前を通るまでその存在に気が付いていなかった。正体は銭湯の煙突で、しっかりみどりに覆われてなかなか立派。いつから営業をやめたのかわからないが、夏には一度建物部分に工事車両が入ってなにやら作業をしていたので、解体か、と心配した。その後建物部分は仮囲がされたまま、煙突の方は手をいれられることはなかった。世田谷区には保存樹木の制度があるが、是非それに選定していただきたいものだ。ありえないか。冬場は葉を落しつるのみのさびしい姿になっていたが、暖かくなりまたしっかりみどりに覆われてその勇姿をあらわした。毎日ながめながら通勤している。
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